先日、20歳になる愛猫を自宅で見送りました。
早送りのように年をとっていった猫ちゃん。
沢山の事を教えてもらいました。
最期の1週間、食べなくなり、動けなくなり、飲めなくなり。
ゆっくりと確実に弱っていく様子を目の前に、何もできない自分。
病院に連れて行くか迷いましたが、もう高齢。
病院を怖がっていた猫を、最後にまた怖い目に合わせるのもどうかと思い、
覚悟を決めて、ずっとそばにいました。
4年前には愛犬を見送りました。
その時も何もできず、そばで神様に祈る事しかできませんでした。
私の大切な小さな家族たちは、最期に「死というもの」を教えてくれました。
生きている物は必ず死ぬのだと。
私たち人間も同じように最期を迎えていくのでしょう。
そして、私が死んだあとは、残った人たちが、最初は悲しむかもしれないけど、やがていつも通りの生活に戻る。
死は忌み嫌われ「言ってはいけない事」みたいな扱いですが
ゴールを見据えるからこそ、確かに歩いて行けるのだと信じて。
苦手なあの人も、大好きなあの人も、これを読んでくれているあなたも。
みんな終わりがあるのだなと思うと、あぁ、今を大切にしようと心から思います。
悲しいし、寂しいし、辛いけれど、本当に感謝しています。
猫が亡くなって、しばらくして読んだ「洞窟少年と犬のシロ」。
犬のシロが亡くなるシーンは、愛猫の最期と一緒でした。
今も昔も、生きる物に死は同じように訪れ、自然な事なのだなと。
あらためて思う。
死んだらどうなるんだろう?と不安な時もありましたが
この間、読んだ本に「なるほどー!」と思う事が書いてあったので、皆さんとシェア。
あなたは生まれる前のことを覚えていますか?
死ぬのは、生まれる前にいた場所に戻る事と同じことです。
覚えていないことを不安に思っても仕方がない。
私たちは、生まれる前を経験していて、その時を思い出して苦しむこともなく暮らせている。死もそれと一緒の状態だよ。特に困る事はない。
子ども達の「死んだらどうなるの?」って質問に
「生まれる前の状態にもどることみたいだよ」って答えてると
私もなんだか普通のことのような気がしてきて、不安な気持ちが和らぎました。
子ども達が不安にならないよう「ライオンのおやつ」の粟鳥洲さんみたいな死に方を目指そう(笑)
そうやって今日も、淡々と過ごしています。
お互い、自分を大切に。全うしたいですね。
↓ ホスピスで残りの日々を過ごす人々の生き方・死に方に勇気をもらえる。
↓ 死と向き合わざるを得ない「がん患者」が教えてくれた生き方。日々を粗末にしないように。
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