幼少期に学ぶ社会性が将来に影響する | 仔犬から学ぶ~自然は師匠~

子育てのアイデア

先日、ペットショップへ金魚グッズを|るワンちゃんたちを眺めていました。仔犬や仔猫はペアで1つのケージに入れられていて、電池が切れたように寝ているか、取っ組み合って遊んでいました。

取っ組み合っている子たちは、ともすればケンカしているようにも見え、組み敷かれている方がなんだか可哀そうになって、助けてあげたい気分になりました。

その時思い出したのが、愛犬をお迎えした頃のこと。

どんなに賢い犬でも、飼い主に教えられなかったこと

昔、生まれて間もなく兄弟たちから離された仔犬を買いました。人が犬を飼っているのが羨ましくなり、たまたま入ったペットショップで何にも考えずに、衝動的にその犬を買ってしまったのです。
(今では考えられませんが。後悔はしていません。あの日犬を買ったから、私は救われたのだと思います。)

握りこぶし2つ分もなさそうなチワワの仔犬は、遊ぼう遊ぼうと私にじゃれついてきます。小さな歯でも、加減知らずで噛まれると痛いのなんの。
人間と仔犬の体格差がありすぎて、痛いという事をどうやって教えていいかわかりません。私は犬から離れたり、逃げたりしてかみつかれないようにしていました。

そして成長した私の愛犬は、外に出るとパニックになり、他の犬を嫌がり、どこへ行っても不安感の強い、でも家では王様気質の内弁慶に育ったのです。

後から知ったのですが、仔犬たちは数匹で産まれ、兄弟たちと、噛みついたり組み敷いたりして遊びながら社会性を学ぶようです。
私の犬は社会性を学べませんでした。お手も、伏せも、バーン(バタッ)も覚えてくれた賢い愛犬。
でも、飼い主には、社会性は教えられませんでした。

今ならわかります。小さな仔犬の相手に最適なのは小さな仔犬です。
噛みついたら「キャン!」と怒られた。やってやられては仔犬同士だからできることです。それが社会性の基礎として育っていくのだと思います。

親では教えられない、子ども同士でしか学べないことがある

これは人間にも言えるんだろうな~と思うことがあります。
子どもが成長するにつれ、親では教えられないものがあると気づいたからです。

大人から見ると残酷に見える「子ども同士の付き合い」は、子ども同士だから成り立つものなのかもしれません。親が見ていると、自分の子が可哀そうになって、ついつい手出し口出ししちゃいますが、

子どもはその「心の柔軟さ」を武器に問題解決にむけて、子どもなりに考えているのです。

大人がこうすべきだと最初からジャッジするのは、課題の先送りになります。それが大きくなった時に「生き辛さ」につながるとしたら・・・?

とにかく心配する私に、幼児教室の先生が教えてくれたのは、「小さい頃コケるのと、大きくなってから初めてコケるのではダメージが全く違う」という事でした。

失敗や傷つくことをオオゴトにせず、それが普通になれば、子どもたちは本来の好奇心とエネルギーを発揮して、あれもこれも試してみたい!とせわしなく動き回るのではないでしょうか?
イキイキと好きな事をやっている子どもは、大人になってもその感覚を覚えているでしょう。

アドバイスを頂いていたにもかかわらず、私は子ども達にその安心感を与えられなかったかもしれません。

そんな気持ちを先輩ママにポツリと漏らすと、

「大丈夫だよ!今からでも全然!巻き返せるよ!」

と優しい励ましをいただいた。(なんでみんなそんないい人なんだと泣いている😭)
だからまだ大丈夫!

私たち親は、親の感情を優先せず、見守りに徹した方がいいのではないでしょうか?
もちろん、子どもが助けを求めてきたときに、いつでも助けられるよう準備して。

私が「子どもにしてあげられる」と思っていること。

自戒のため覚え書きです。

家を安心できる場所にする ~言わない・思わない~

子どもは子どもなりに(主に)学校で頑張っています。その緊張感が家では緩められるよう、素の自分でいられるように、そっとしてあげたいと思っています。

ダラダラしているのは「学校で6時間頑張って来てホッと一息ついている」のだろう。勉強も6時間頑張ってきています。休み時間だって、クラスの中で勝手気ままにふるまうわけにはいきません。これが家に帰って来てまた、やる事はやったのか?掃除しろ、明日の準備は?なんて言われたら?「学校とかわらんやん!」私だったら嫌です。

そうだとわかっていてもついつい、できてない所に目がいってしまいます(よね?😅)。そこで怒りゲージが上がっていかないように、「私だってダメなところが1つや2つや3つや4つ・・・あるのに、まだ生まれて10年そこそこの子どもが完璧であるはずはない」と、日ごろから自分に言い聞かせています。自分を許せれば、他人も許せるそうですよ。

この文章を読んでくださっている人のお子さんなら、外で一生懸命頑張っているお子さんばかりだと思います。外でぐっと自分を制御しているんですもの、家ではガス抜きしてもらいましょう。

子どもがダラダラしているのが目に付くなと思ったら、こう思うようにしています。

あの子は自分のことをやっている、私は今何をしたいのかな?

こんなふうに自分に意識を向けています。そしたら、子どもがダラダラしていても気にならなくなりました。

親に何でも話せる雰囲気を目指す ~否定しない・言葉にする~

何でも話す、親子共に勇気のいる事ですよね。我が家では一時期、子供との会話がなくなった時期がありました。子どもに話しかけるのが尋問(今日はどうだった?とか)みたいになってしまって。

子どもの話すことはわがままで勝手なことが多いです。でも、それでいいのだと思います。ワガママ勝手な事を私に話すという事は、それを言っても大丈夫だと思ってもらえているのだと解釈。
何を言われても顔色変えず、そうか~そうだったか~と受け入れると決めて、練習しております。

良かれと思って「そんな事じゃダメだ」「こうしたらいい」と返していた時、子どもは目に見えて不満そうでした。私も親にそうやって言われてきたし、今は納得しているんですが、子どもの頃はそんな「正論」が欲しいのじゃなくて、自分を受け止めてもらう「安心感」を得たいのかもしれませんね。

↓ 令和の子どもとのコミュニケーションの極意


とはいえ、それだけで何でも話してもらえるかわからなかったので、タイミングをみて、言葉にしています。時々手紙(誕生日とか)。

「何か困った事があったら、言って下さい。お母さんも未熟なので、びっくりして取り乱すかもしれませんが、必ず何とかなります。一緒に考えましょう。大丈夫です。道は沢山あります。」

こんな感じのことを一度だけじゃなく、定期的に伝えるようにしています。それくらいでちょうどよいと思っています。

そして、子どもが話すことに対して、そんなんじゃダメだ、こうしたらいい等、親の意見・判断は極力しないように自分に言い聞かせてます。(ついつい言っちゃうけど😓精進中)

↓ 人は無自覚に否定している。褒める・肯定するより効果的「否定しない」

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「これを言ってもお母さんは聞いてくれないだろう」と思われると、何でも言える関係が成り立たなくなってしまいます( ;∀;)

さらに、駄目押しで(どんだけ話したいんやw)

「自らの無様な失敗のさま」を隠さず話すようにしています。
これはすごく効果あると思っているし、なにより子どもにグチグチ言えなくなります。(どの口が言うか効果)私はまだまだ未熟な人間だけど、それでも、失敗しても、かっこ悪くても!明るく過ごしているよ、というメッセージを送っている(つもり)


という事で、この2つは徹底しようと、日々奮闘しています。
皆さんのご家庭がこれからも明るくあり続けますよう、お祈り申し上げます。

Take it easy!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊



↓ 自分の子ども、自分の妹が攻撃されていた時、当事者は冷静に判断できなかった。


↓ 大人の「良かれと思って」が行き過ぎると危ない子育てに。

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