先日、冷蔵庫がキィーンと聞いたこともない音をたてはじめ、冷凍庫のものが半解凍状態になっていることに気づいた。
結婚した時に買った冷蔵庫。16年間頑張ってくれた。
363L。高さ169.8㎝。
とっても使いやすい大きさだった。
このまましばらく冷蔵庫がない生活をしてみたいと思ったのだが、旦那さんから猛反対を受け、次の日、急遽冷蔵庫を買いに行った。(その節はありがとう、ヤマ~ダ電機♪)
寒くなってきた時期だったので何とかなった(タブン)。夏だったら全部ダメにしていただろう。
毎日食べれる量は決まっているのに、沢山詰め込んじゃうんだよね。特に冷凍庫。
過去の私はコレをいつ食べるために買ったのだろう?冷凍庫のニオイがついた食べ物をせっせと消費する(拷問)。高かったカキも生臭くなってしまいました。(・・・食べたけど(;^_^A 冷凍庫のモノを食べるタイミングをしっかり考えておいた方がいいよね。永久に持つわけじゃないし。持つのw?
そんな冷蔵庫トラブルで懲りた私が自戒の念を込めて読んだ本。
主は食の話だが、最近気になっているサバイバル生活(どこを目指しているのか?!)のヒントが。特に野生のじいさんの話に鼻息を荒くした。戦争中、南の島で孤立し、艦砲射撃や飢えと戦ったじいさん。著者はじいさんと山へキャンプにいったわけだが、そこでのじいさんの生命力に驚かされるばかりだった。
まず、地下足袋である。ポケットがぎょうさん付いた作業ズボンと作業服、ヤンマートラクターの帽子、小ぶりなナタとノコをぶらさげ、中くらいのリュックサック、この格好で山に入ったんでした。テントは持っていない。
じいさんは口では何も教えてくれない。
倒木や枝で簡易テントをつくり、ウサギやヘビ、カエルを捕まえて食べる。拾った空き缶で水を汲み、飯を炊く。その辺の葉っぱや根っこをゆでて食べる。河原の石でナタを研ぐ。小さな虫眼鏡を使って太陽光で火をつける。河原に穴を掘って水をため、焼いた石を放り込み湯を沸かして露天風呂を作る・・・
やることなすこと、原理原則をきっちりふまえたその姿を見た著者は人生を左右する衝撃を受ける。
これらのことは山の中では誰も教えてくれんし、聞く人もおらん。ここで12~13歳の少年は一つの掟に気づいたんでした。「わからない事は先生に聞きましょう」はまちがいである、と。
わからんことを何とかするために考え、やってみることが本当の生命力ってやつだと。
沢山の食品をストックしている私たちですが、人間1人に必要な食べ物はそれほど多くないのかもしれない。そして、難しい年ごろの子どもに教えるなら、やっぱり親がやってる姿を見せるのがいいんだろうな。
それともう一つ、グサッと来たところー。
自炊を始めたが、知識の乏しさ、知恵、工夫のなさ、経済観念の欠落で自炊をしてもうまくはイカンのです。基本食品はインスタントラーメン。食材の使い回しができず、しなびたり腐ったりして、捨てる食材の方が食べるのより多い。この時の体験で、食生活というものは連続性が大切であって、1食のみを切り取って考えていちゃ体にもフトコロにも食材にも不経済であることが身にしみたです。
まさに私!わーん!
子どもの頃、食事を作るお手伝いはしてたけど、まさに1食のみを切り取って考えていた状態だったなぁ。母も私もだからどうしようもない。
ボーっと言われるがままに生きてる感がハンパない。
たくましく生きる!
たくましく生きる!
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