国は教えてくれない。子どもは税金をどうやって学ぶ?【桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか】感想

【読書】の記録

こんにちは!


皆さんはいつ税金について勉強しました?


学校では習わなかったので、親が教えるんでしょうか?


私は親に「税金は払わなければならないんだよ」とだけ何となく聞いていました。


でも、それがどんな時にどのくらいかかるかとか、


具体的なことはまったく知りませんでした。


興味ないことを、わざわざ調べたりもしないし。


誰も教えてくれなかったし、私には関係ない、他人事でした。


それが働きだしたら、急に沢山のお金が引かれだし、腹が立つ。


会社の人にお金について聞くのも、文句つけてるみたいで気が引ける・・・。


なんだよ、一生懸命働いてこんなにお金引かれて、会社ひどくない?


とか突っ込みどころ満載でした。


あれから20年。


税金の知識は、その当時とほとんど変わらず😱


ふるさと納税の確定申告はすれど、内容はよくわかっていない。


そんなある日、子どもに


「面白かったよ、ママも読んでみて。」と勧められた本。


タイトルは・・・


【 桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか 】


・・・経費?


新聞の「本紹介コーナー」で見つけたらしい。

母「難しくなかった?(←税金と聞いて思考が停止しかけている)


子「わかりやすかったよ」


母「どんなところが面白かったの?」


子「昔話の登場人物がたくさん出てきて、わちゃわちゃしてるのが面白かった」


はぁ😔


まさか子どもから税金の本を勧められる日が来るとは。


税金の話とか苦手すぎるんですけどー、いやなんですけどー。


でも、子どもがわかりやすいって言ってるし・・・読む?


実は税金はちょっとしか出てこなくて、ただのスピンオフなんじゃない?

新宿のとあるビルにある「高橋税理士事務所」。


そこに相談に来たのは・・・昔話の登場人物やその保護者たち!


桃太郎の持ち帰った金銀財宝には税金がかかるのか


浦島太郎の住民税はどうしたのか?など。


「税理士の高橋さん」と「バイトの小沢君」が


現代の税法とゆかりもない「昔話の登場人物」に対して


絶妙にかみ砕いて説明したり、ナイスな例えで補完してくれたり


身構えてしまう税金のお話を分かりやすく解説。

結論から言いますと、まごうことなき税金の本でした😅


ただね、ただですよ!!


この本は、私のように「税金」と聞くと


フリーズしてしまうような人間にとって


この上もなく読みやすく、わかりやすい!


そして、高学年なら十分理解できると思います。


文章に「ラブホテルの領収書」とか「パパ活女子」とか出てくるけど、


逆に話題に出すいい機会だと私は思いました。(話題にならなかったケド・・・😢)


気になる方は、内容をチェックしてからお子様に勧めてくださいね。


なぜ、基礎控除が48万円なのか


セルフメディケーションはいくらから申告できるのかなど


疑問にも、調べようとも思わなかったことを知れて、ホント、読んでよかった😊


親もいまいちよくわかっていない税金の事。


子どもと一緒に勉強できてよかったです。


もちろん、この一冊ですべてOK!!というわけではありません。


税法は「社会の変化に合わせて変わる」もの。


勉強をし続けなければいけないと、高橋さんもおっしゃっていました。


税理士さんのように詳しくなる必要はないけど、


日本で生きていくなら、ある程度、知っておいたほうがいいですよね。

知っていれば得することもあるし、


知らなければ大変なことに。


知る事って大事なんだなぁ。



あとがきにありました。


税金なんて難しそうで、頭がこんがらがって、考えたくない!


そんな私と似た方は、ぜひ読んでみてください。


税金に対する不安や怒りが少し減るかもしれませんよ😊


最後まで読んでくれてありがとう!

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