こんにちは!
【地平線を追いかけて 満員電車を降りてみた~自分と向き合う物語】という本を読みました。
タイトルの通りです。
見て見ぬふりをしてきた「開けるのが怖い箱」の存在がバッチバチに感じられて
イライラしたり、声を荒げる相談者に感情移入しちゃいます。
でも、もう一人の登場人物「支配人」の言う事もすんなりと受け入れられる。
そんな【自分と向き合う物語】。
大袈裟ですけど、泣いても笑っても一度しかない人生。
これからを考えるきっかけになりました。
よかったら読んでみてください。
どこか心当たりがあって、痛いところを突かれるような・・・
- 成功したい
- 自分を好きになれない
- やりたいことが見つからない
- 仕事がうまくいっていない
- 人生をあきらめかけている
そんな人に向けた本です。
私たちの隣にもいそうな、人生に悩みを抱えた登場人物たち。
いつの間にか、古びた劇場に迷い込みます。
その劇場の支配人に促されるがままに、思い通りにならない現状を話し始めるという
2人の対話形式で進むお話です。すごく読みやすいです。
話題は、私にもどこか心当たりがあって、痛いところを突かれるよう。
読むと心が痛くて、本を閉じたくなる。
でも、この「自分と似たような事を考えている」相談者は、どんな答えを出していくのだろう。
その先が気になる。
ページをめくる手が止まらず、かなりハイペースで読めました。
私たちが考えていることは、本当に私たちが求めている事なのか
広告、SNS、本、テレビなど
常に何かにさらされている現代人。
私も、隙さえあればスマホを手に取り、YOUTUBEやブログなんかを見ていました。
自分の心の声を聴いたり、思いを巡らせたりする時間をけずると
どこからが「自分の意見」で、どこからが「他人の意見」なのかわからなくなる。
そして出来上がる、イカツイ鎧をまとった自分。
それは純粋な自分なのか。
沢山の情報や主張、広告に「純粋な自分」が埋もれてしまった時、私たちは苦しむことになる。
核となる自分は、消えてなくならないから。
かすかに聞こえる「そうじゃないよ」という純粋な自分の声。
劇場の支配人は、それに耳を傾けられるよう、ヒントをくれる。
鎧を一枚一枚脱いでいく。
本の中の「モテたい」と思っていた相談者は、ひも解いていくと
ただ「バカにされたくない」「下に見られたくない」という心が隠れていた。
悩みは、表向きで、見えないところに意外な心の声が隠れていることが多い。
それを直視するのは、情けなくてつらい。
自分の価値、決めるのは誰?
他人の評価によって、自分の価値を決めようとしている。
支配人のこの言葉が一番刺さりました。
自分がどう思うかより、人からどう見られるか。
人の目が気になる。
小さい頃からそんな事ばかり考えています。
どこか、自分をよく見せようとかっこつけてしまう。
自分じゃなくて息が詰まる。
そもそも、私がかっこつけて、誰が気にしているというのだろう。
そんな私の考えが、子どもたちに植え付けられたら?
子どもたちも自分を殺すようになってしまうのでは?
変わろうとしなくても今のままでいい。
うまくいかなければ、工夫して
ただただ、行動していけばいい。
人がどうこうより、まず自分を認めてあげなくては。
自分と向き合うことはめんどくさいし、つらい
そう言われてもなかなか、自分と向き合うことってできない。
目の前には家事が、子どもが、親が、学校が。
そんなところは見なくていいと、押し寄せてくる。
ただシンプルに「自分の考えを知ること」がここまで大変だとは。
でも、一つ一つ決着をつけていけば、必ず自分にたどり着くはず。
それが死ぬ直前にならないように。
日々の生活そのものをシンプルにしていくことが必要なのかな。
40歳を過ぎた私にはとても響く本でした。
人に笑われそうだからとか、無理そうだからと
箱に押し込んで隅に追いやっている「純粋な自分の思い」、うちにもあります。
まだ遅くはない!
くだらないかどうかを決めるのは私。
やってみたい事はとりあえず、試してみようと決めました。
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