こんにちは!
先日、久しぶりに100均へ行きました。
必要なものを買って、荷物の中にねじ込んで自転車で帰ってきました。
出してみると、1つ足りない。
うーわ、どこかで落としたんだわ😭
「気にしてもしょうがない。仕方ない」と「110円もったいない。まだ落ちてるんじゃないかな?」が頭の中でまわる。
決着をつけたくて(大げさw)ご飯を食べた後、帰ってきた道を探してみた。
マスクの洗濯ネットなんだけど🤣結局見つからなかった。
110円で2時間ぐらい悩んだことになる。
自分のスケールの小ささに、改めて驚く😅
中野善壽さんの【 ぜんぶ、すてれば 】を読んだ後だったので、なおさら。
お片づけの本かと思って読んだら、異次元の話だった。
出版のオファーをすべて断ってきた経営者・中野善壽さんとは・・・
日本の経営者の中でも ” 破格 ” の存在
自分自身がバイブル。その生き方が、ただただ格好いい
中野さんは中野さんであり続けている
最も影響を受けた先輩の一人
本当に実在する人物?という疑念すらあった
一緒に仕事をした人にそう言わしめる、伝説の75歳の経営者。
それが中野善壽(なかのよしひさ)さん。
経営者としての出版のオファーをすべて断ってきた中野さんが、初めて出した本は
「一人の人間としての在り方」について伝えるものでした。
しかーし!中野さんは ” 破格 ” すぎます。
あまりに世界が違いすぎて、この人だからできた事、普通の人じゃ無理。特殊じゃ特殊!
そう感じて、斜めに読んで終わろうと思ったんですが、なんか引き込まれた。
小さなころから、自分の意見としっかり向き合っていくと、こんなにも清々しく生きれるのかと。
身軽に生きると、こんなにも自由で面白いものなのかと。
自分と180度違う考えに、ショックを受けました。
私は一体何に悩んでいるんだろう。何に縛られているんだろう。
行動力が意思を持っている?!
エピソードを読んでいると、中野さんは行動力の塊。
自分の思う道を、ただ進む。
猪突猛進というわけではなく、ブレーキもあわせ持っていて
出来ないものはできないと諦める。
今、目の前の事態に全集中。
焦ったり、抗ったりすることもない。
すべてを受けいれる。
なぜこんなにも潔く進めるのか。
それは、捨ててきたから。
捨てる以前に、持たなかったから。
車も高級品もスマホも持たず、服はいつでも捨てれるくらい気軽な物。
言葉もわからない、スマホどころか、インターネットもない時代に
香港やパリ、ニューヨークに二つ返事で転勤。
27歳の頃から給料の1/3を寄付している。
捨てることや持たないことで、変化や余白が生まれ、
そこから出会いやチャンスが生まれてきたと、中野さんはおっしゃいます。
その価値観、誘導されてませんか?自分の「生き方」がわからない
中野さんの生き方は素晴らしい!これが正解だ!真似しよう!というわけではない。
ただ、「自分がどうしたいか」を知っている人は、活き活きとしている。
私たちは、周りの人や、世間一般の価値観に左右されがち。
その「周りの人」や「世間一般」の価値観と言われるものは、「誘導された価値観である」とは
考えられませんか?例えば、テレビに、雑誌に、インターネットに。
こんな人生を送るのが、「幸せで正解と言うものである」と。
私は、やりたい事なんてなかった。(自分語り、入りまーす😆)
趣味とか休みの日は何してる?との問いに「・・・何か始めた方がいいのかな?」と
常に「他人から見た自分」が中心だった。
自分がどうしたいかを知るには、どうしたらいいんだろう?
人間はいつか死ぬ。30年後かもしれないし、明日かもしれない。
考えると怖い。でもだからこそ、自分の好きなように生きたいと思えるようになった。
何にも思いつかなかったから、まずは、小さいことから始めた。
あれが食べたい、と思ったら食べる。
ここへ行きたいと思ったら、行く。
そのためのお金が必要だったら、お金の流れを見直してみる。
なんでもやってみれば、一歩前へ進む。
一歩進むか、その場に居続けるか。
自分の心の声は、忙しい毎日の中にすぐに埋もれていってしまう。
だから、忘れないようにメモをとった。ノートでも手帳でも、A4裏紙でも。
「マリトッツォを食べてみたい」
「貝殻拾いに行きたい」
「大胸筋を鍛えたい」
私のメモった、やりたい事です。😁
しょうもな!と思われるかもしれません。(実際、しょうもない🤣)
そんなしょうもない事でも、日々かなえていくと満足できるし、張り合いになります。
自分がやりたかった事をやれたんですから。
そうじゃない人生もあるけど、悪いもんじゃない。
本人が満足していたら、それでOK。
子育てのヒント!自分の核を作る。好きと、嫌いと、愛情と
中野さんは、自分の気持ち「好きであるか、嫌いであるか」をハッキリ意識してきたそうです。
原点は小さい頃、おばあさまから受けた「生け花」の稽古。
無限にある組み合わせの中から、自分の好きなものをひとつひとつ選んでいたそうです。
自分で選ぶことを繰り返し、小さい頃から自分が納得するように生きている。
もちろん、子どもの時は叱られるようなこともあったそうです。
叱った後は、ぎゅっと抱きしめてくれたおばあさま
寂しそうだった中野さんを、抱っこしてくれた小学校の先生。
子どもの頃にもらった、無償の愛情が、自分という存在を肯定し、その「自分」が好きであるか、嫌いであるかを選択する。積み重なると、自分の核、軸となるものが形になり、迷いなく道を進んでいける。
子どもを育てる親として、心に刻んでおきたいです。
「ぜんぶ、すてる」
お片付け本と思い、手に取った本でしたが、私の心が片付いた。
貴重なお話、読ませていただき感謝です。
出版社の若手編集者の人、グッジョブ👍
興味が湧いた方は読んでみてくださいね。
それでは、最後までよんでくれてありがとう😊
読書は楽しいです!
コメント