こんにちは😊
今日も元気にしていますか?
「非認知能力」伸ばせたらいいなー。どうしたらいいんだろう?
そんな軽い気持ちで読んだ本が、思いのほか壮大だった。
ぶっ刺さったので、紹介させてください。
良好な接し方をされた子供たちの発達は、積み木のように積み重なっていき、
最終的に、重要と言われているような「非認知能力」を伸ばせる。
余裕を持った対応ができるように、親のストレス管理が大事。
「非認知能力」とは・困難を乗り越え、しなやかに生きていくために
次のような気質を「非認知能力」と呼ぶそうです。
・やりぬく力
・好奇心
・自制心
・楽観的なものの見方
・誠実さ
教育というと、試験の成績や IQ などの「認知能力」に目が行きがち。
でも今、こういった性格の強みが重要である、と注目されているようです。
考えてみてください。
この「非認知能力」が乏しいという事は
・やり抜く力がない
・好奇心がない
・自制心がない
・悲観的なものの見方
・不誠実
ちょっと問題じゃない😱
「非認知能力」を伸ばしておいたほうがよくない?
ヒントは、この「 私たちは子どもに何ができるのか 」にちりばめられていました。
「非認知能力」は教えて伸びるものではない
突然ですが、悲報です。
著者は「非認知能力」を育てるのが上手な人を観察した結果、次のような結論に至ったそうです。
非認知能力を伸ばそうとする際、普通にものを教える時の方法論を使うのは間違いかもしれない。
「非認知能力」は読み書き計算のように、教えて伸びるものではない。
ええ?じゃあやっぱり遺伝とか?
それはある意味、正解かもしれません。
著者は、こちらの方が正確であると言っています。
「非認知能力」は子どもをとりまく環境の産物である。
親のかかわり方や、住んでいる場所、家族、学校・・・。
それらが子どもに ” いい方向 ” でかかわった時「非認知能力」が育つようです。
「非認知能力」は積み木のように積みあがっていく
レジリエンス、好奇心、学業への粘りといった高次の非認知能力は、まず土台となる実行機能、つまり自己認識能力や人間関係を作る能力などが発達していないと身に着けるのが難しい。こうした能力も人生の最初期に築かれるはずの安定したアタッチメントやストレスを管理する能力、自制心といった機関の上に成り立つ。
どうやら「非認知能力」というものは
土台ができて、1階部分ができて、2階部分ができるといったように
順を追って育っていくようです。
この本では ” 学習のための積み木 ” と表現されていました。
その積み木の、一番土台となる部分をしっかりと積まないと、
上の積み木はグラグラしたり、積めなかったりする。
今欲しい「粘り強さ」や「好奇心」を伸ばそうと思っても
その基礎となる気質が育ってないと、難しい。
「非認知能力」を鍛えるためにできる具体例
OK。
じゃ、どうすればいいの?
すごく壮大です。人を育てるんだもんそうなるよね。
以下はすべてではなく、私が本を読んでなるほど~と思ったことです。
他にもたくさんの具体例が書いてありましたので、実際に読んでみてくださいね😉
機械的でない、血の通ったやり取り
食事や身の回りの世話に加え、話しかける、話を聞いてあげる
目を合わせてにっこりする、一緒に遊んであげるなど。
幼児期にはこれが重要。
機械的でない、血の通ったやり取りが大事。
この辺は、子どもを可愛いと思っている保護者ならやってるよね。
だから大丈夫、土台は育ってるよ😀
関心を他へ向け、気持ちに折り合いをつける手助け
子どもは経験がないために対処方法がわからず、一般的に「ダメ」と
言われることもしてしまう。それを親に対する挑発だと思わず、
気持ちを切り替えるために関心を他へ向け、気持ちを落ち着ける手助けをしてやる。
具体的な例として、保護者と子どものやり取りが書かれているので
これはぜひ読んでみてください。( P57~ 家庭への介入 )
いや、これはアメリカの話でしょ?と思ったけど・・・みんなこんなことやってるの?
うちの家系は、知らないし、考えたこともなかった😭
でもこれって、すごく重要だよね。
いつまでも同じところで悩んでしまうのと、
自ら気持ちを別に向けて、気持ちを切り替えるの、どっちがいい?
私は切り替えていきたいよ😭
子どもが癇癪起こしたら、放置してたわ😰
せめて、外を散歩させるくらいしてあげればよかった😭
子どもが感情を完璧にコントロールできるようにはなる、とは思わないけど
小さい頃から、自分をなだめる流れを知っておくと
成長するにつれ強化され、うまくストレスを流せる川ができるということか。
自分のストレスさえ持て余してるのに😅私の川も強化しなければ。
何週間、何か月もかかるような複雑な課題に取り組む
批評を受けて繰り返し改良したり、長期にわたる課題に粘り強くとりくんだり、実際にやってみたうえで感じる不満に対処したりすることによって、知識や知力が伸びるだけでなく、非認知能力(学業のための粘り強さ)がのびる
これからの社会で求められるのは、こんな能力。
・チームで仕事をする
・人前でアイデアを提示する
・効果的な文章を書く
・深い分析思考をする
・トラブルや新たな状況に対して、情報やスキルを応用できる
伸ばすためには、長期にわたる複雑な課題がいい練習となるそうです。
ここまでくると、学校など外部の力を借りなければ難しいですね。
身近なところでいえば、夏休みの自由研究かな。
友達と一緒に作り上げるのもよさそう。
「非認知能力」を育てる・まず必要なのは「親の余裕」
親自身がイライラしていたり、睡眠不足やうつ気味であったりすると、泣き叫ぶ子ども、
汚れたオムツをしてろくに昼寝もしてくれない子供の相手をする気になれない。
保護者との穏やかな安定したやり取りがすべてのスタート。
この、積み木で言うと ” 土台 ” がしっかり作られていれば、
幼稚園や学校になじむのも早く、先生や友達と良好な関係を築き
いい方向へ転がりやすい。
親の余裕・・・、なかったなー😅
私も、私の親も。イライラ全開だったよ。
これを読んでいる保護者の方は、子どもをいい方向に育てたいと思う気持ちと
同じくらい自分を大事にしてほしいな。たまには自分を優先しましょ。
「非認知能力」が育つとき~育たないとき~【図に書いてみた】
簡単に表すとこんな感じ?
「非認知能力」という目に見えないものを育てるのは
文章で簡単に「こうだ」とあらわせるものではないけど、
本の中には、あちらこちらにそのヒントとなるものが書かれていました。
詳しく伝えるため、内容が難しくなってしまった印象だけど
繰り返し読めば、また新たな発見がありそうです。
この本の内容を一人でも多くの人が知ることができたら
困っている子どもが一人減るかもしれない。
ぜひ、読んでみてください。
最後まで見てくれて、ありがとう😊
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