人間社会の歩き方「目覚めるとは何か?」を見つける手引書【4】
情報があふれる今、
ついこう言いたくなる瞬間があります。
「で、結局どれが正しいの?
誰か教えて……」
でも、この “正解探しを他人に丸投げする姿勢” は、
時に自分を遠回りさせたり、依存させたり、利用されたりする危険さえあります。
他人に従って生きてきた結果、気づいたこと
正直に言うと、私はずっと
親の言うこと
先生の言うこと
医者の言うこと
専門家の言うこと
国の言うこと
“言われた通り” が正しいと思って生きてきました。
けれど、それで思うようにいかなくて苦しんでも、
誰も責任なんて取ってくれません。
みんな、自分の人生を進めるので精一杯。
結局、他人は「他人事」なのです。
だからこそ——
自分の舵取りを自分でする
これが必要だと思ったのです。
正解ではなく「私はどう思う?」を取り戻す
“めんどくさい” のは本当にわかるんです。
でも、
私はどう思う?
私はどうして生きていきたい?
これを繰り返し自分に問いかけることで、
少しずつ自分の傾向や本音が見えてくるようになります。
他人を拒絶しろと言っているわけではありません。
認めさせる必要も、押しつける必要もありません。
ただ、
自分の感情に嘘をつかない
それだけでいい。
「嫌」が出たら、のらりくらりと避けていい
私はこれをすごく推しています。
・嫌な気持ちになる誘い
・合わない価値観
・無理な同調圧力
こういうものは「戦う」のではなく、
うまく“かわして”いいのです。
仲間外れにされる?
情報が入らなくなる?
大丈夫。
あなたを仲間外れにしない人も必ずいます。
そちらにフォーカスすればいい。
ただし職場だけは例外
ここだけは、私の経験上思うことがあります。
職場は
“労働力を提供して対価をもらう場所”。
だから
「嫌だからやりません」は通用しない場面があります。
合わない人がいても、
仕事を回すことを第一に置いた方がうまくいく。
親は私を「ターミネーター」に育てたかったみたいなので(笑)、結果ドライに考えられました。
仕事場では感情をカバンに入れておく、
くらいがちょうど良かったです。
友人関係は、職場の外で大切にすればいい。
会社がつぶれたらお給料も出ませんしね。
人が目覚めるのは “自分の答えを持ち始めたとき”
私たちは、生まれてから今まで、
色んな意見に触れ、左右されながら生きてきました。
でもこれからは——
いろんな意見を参考にしつつ、
自分で試して、
自分で決めて、
自分が納得した道を選ぶしかありません。
その過程で、自らの考え方が変わることもあります。
その「変わった自分」を許せるようになれば、
目の前の人の違いも許せる。
いいじゃないですか、反対意見でも。
それこそが、「目覚め」の第四歩なのだと思います。
→次の話

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