なんでそんなことを?――子どもは自ら成長プログラムを起動する

子育てのアイデア
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こんにちは!
先日、暑い中、自転車で出かけた息子にモヤモヤしていた私ですが――
その“後日談”が、思いがけず深かったので、今日はその話を。

   ↓ 暑い中、自転車で出かけた息子にモヤモヤした話


あの日、帰ってきた息子の姿を見て、私は思わず目を疑いました。
なんと、とんでもなくデカい荷物を、2つもしょっていたんです。

えっ!? 暑い中、自転車なのに!?
しかもその荷物、今じゃなくていいやつじゃない…?
頭の中が「???」でいっぱいになりました。

そして次の日もまた。
前と後ろにどでかい荷物を背負って、元気いっぱい出かけていく息子の姿。


世のお母さんには、きっとわかってもらえると信じて言います。
子どもの行動って――
「アホやな〜」って思うこと、ありますよね? ね?!(圧)


なんでそんなことをするんだろう?と考えたとき、
ふと、ある日の会話を思い出したんです。

以前、息子にこう聞いたことがありました。

「インターネットとゲーム、止められると思う?」

すると、彼はこう答えました。

「明日の生活がどうなるかわからないようなことになれば、止められると思う。」

その答えが妙に深くて、私は思わず納得してしまいました。


考えてみれば、今の子どもって、“そこそこ”満たされているんですよね。
欲しいものはある程度手に入るし、食べたいものも食べられる。
だから、強い感情を抱く場面が、少ないのかもしれません。

私の子ども時代は、まるで違っていました。

何も買ってもらえず、食べ物も大人の味覚に合わせたものばかり。
あれもダメ、これもダメで、欲求不満だらけ。
でも、その日々が、逆に「将来はこうしたい!」っていう原動力になった気がします。


もしかして、息子はそれを本能的に感じ取っているのかも。
だからこそ、暑い中を自転車で走ったり、重たい荷物をわざわざ持ち運んだり――
「自分で困難を作る」ことで、自分を鍛えているのかもしれません。

快適ばかりでは、心も体も鈍ってしまう。

だから、わざわざ “わけわからん困難” を作って、
バランスを取ろうとしているのかも。

そう考えると、親の「なんでそんなことを?!」こそが、ちょっと的外れに思えてきます。

子どもって、大人よりも、まだ「自然」に近いところにいるんだと思うんです。
よくわからない行動も、本能に従って、自ら“成長プログラム”を起動しているのかもしれない…そんな気がしてきました。

でも、それに親が気づけるかというと――たぶん、無理。
いや、気づけるような気もするけど、やっぱりわからない(笑)。

だって、アホにしか見えない行動ばっかりなんだもん!

……だから結局、見守るのが一番だという結論になりました。

世の親御さんたちの心が、ほんの少しでも穏やかになりますように。

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