子どもが自分の力でトラブルを越えていけるように

子育てのアイデア
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子どもがこれからの人生であらゆる出来事を乗り越えていけるように——。
心がけたい事。

その力を育むためには、トラブルが起きた時に本人が自分で考え、納得のいく方法を選び取れるように、小さなうちから「自分はどうしたいのか」「何を感じているのか」といった自分自身の方向性に目を向けることが大切ではないでしょうか。

トラブルが起きたとき、自分に降りかかる災難にただ流されてしまうと、「なんでこんな目に」「私ばっかり損だ」といった無力感に包まれてしまいます。

かといって、普段は親がすべて決めているのに、問題が起きたときだけ急に「あなたはどうしたいの?」と投げかけても、子どもは戸惑ってしまいます。それまで自分の意思で選んだ経験が少なければ、親が好みそうな答えを探って「〇〇……かな?」と様子をうかがうような返答になってしまうこともあるでしょう。

親にできるのは、「こうした方がいい」「ああすべき」と決めつけることではなく、普段から子どもの感じていることに耳を傾け、それを否定せずに受け止めることです。
親子のコミュニケーションは、その価値観のすり合わせをする上でもとても大切です。

私自身、子どもと話していると、同じ釜の飯を食べているのに驚くほど価値観の違いを感じることがあります。時代背景の違いもありますし、子どもはまだ十数年しか生きていない一方で、私はもうすぐ半世紀。違って当然です。

だからこそ、子どもの意見に「ふむふむ、そんなふうに考えているのか」と耳を傾け、子どもに聞かれない限りは自分の考えや感想は心にとどめておくようにしています。(ついつい、言っちゃうこともあるけど、汗)

「地球なんて滅びればいい」といった極端な言葉が出てくることもあるでしょう。でも、そんな時もビビらないでいいんです。私も思春期には「人類の意味って何?」なんて、ドロドロした日記を延々と書いていました🤭

大切なのは、そういう言葉の奥にある「傷ついた心」を癒していくこと。心の傷には、薬を塗れば治るというような簡単な方法はありません。時間も必要です。子どもの気持ちに引っ張られて親も暗いモードにならないように気をつけて、例えばいつもより好きな食べ物を多めに作ってみる——そんな小さな心がけも、子どもにとっては大きな安心になります。



こうして日々の関わりの中で心の土壌が耕されていく中で初めて、トラブルが起きたときに「あなたはどうしたいの?」と問いかけることができるのだと思います。
そしてその問いに、子ども自身が自分の言葉で答えられるようになる——それが、自分の力で人生を切り拓いていく第一歩なのかもしれません。

そして最後に、これだけは忘れないでいたいことがあります。
子どもは親の考え方や、行動の仕方、怒り方まで、ものすごい影響を受けます。
まるでコピーかなと思うくらいに。

だから、もし「こんな風に育ってほしい」と願うなら、実はとても簡単な方法があります。
親が、そういう人になればいいのです。

優しい人になってほしいと思えば、親がまず優しい人になる。
明るく、友達が多い人になってほしいなら、親がそういう生き方をしていく。

そう気づいてからは、子どものあら探しなんてする気にはなれなくなりました。
「親も子どもも、日々、それぞれの精一杯で生きているんだ」と、思えるようになったのです。

大丈夫。すべて順調です。
どんなにうまくいかなかった日があっても、そのときそのときで、できる限りの選択をしている——
それだけで、もう十分だ、と強く思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊
良い一日を~!

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